ロードヒーティングシステム
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1
- 維持管理が極めて容易
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自動制御装置で運転。操作・監視不要。
シーズン通じて無人運転できます。
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2
- 施工が簡単で時間短縮が可能
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ヒーティングケーブルのユニット化で作業簡単。短期間施工可能。
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3
- 無公害で多様な場所に布設可能
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地下水散水や融雪剤散布のような環境負荷の心配不要。発熱部構造が簡単で多くの対象に敷設可能。
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4
- 信頼性が高く20年以上の長寿命
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ヒーティングケーブル・絶縁体は、高品質で十分にテストして出荷されており、20年間以上の通年連続使用に耐えられます。
※2023年8月1日 一部ヒーティング製品の価格改定を実施いたします。
詳細はこちら。
導入実績
北日本電線のロードヒーティングシステムは、仙台市営地下鉄東西線の駅周辺通路や札幌市「篠路アンダーパス」に導入されており、重要なインフラ構築に利用されています。
また、東京でも積雪時に備え、日暮里・舎人ライナーに導入されています。使用頻度が少ない場合でも、メンテナンス不要で長寿命、環境負荷も無いことから、ロードヒーティングシステムが選ばれています。
標準ユニット規格
ヒーティングケーブル | 1m2 あたり 消費電力 (W/m2) |
定格 | リード線 | 漏洩電流 (mA) |
|||||||
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種別 | 線長(m) | ユニット寸法 巾×長さ(m) |
配線 ピッチ (mm) |
電圧(V) | 容量(W) | サイズ (mm2) |
長さ(m) | ||||
赤 | 白 | ||||||||||
ユニット型 | HC-1900 | 32 | 1×2.2 | 70 | 300 | 200 | 645 | 2 | 12.2 | 10 | 0.71 |
HC-950 | 44 | 1×3.1 | 940 | 2 | 13.1 | 0.82 | |||||
HC-360 | 72 | 1×5.0 | 1,540 | 2 | 15 | 1.23 | |||||
HC-220 | 92 | 1×6.4 | 1,950 | 3.5 | 16.4 | 1.55 | |||||
HC-110 | 130 | 1×9.1 | 2,760 | 3.5 | 19.1 | 1.98 | |||||
HC-73 | 161 | 1×11.3 | 3,390 | 3.5 | 21.3 | 2.34 | |||||
HC-37 | 226 | 1×15.8 | 4,760 | 5.5 | 25.8 | 3.16 | |||||
HC-1900 | 34 | 1×2.4 | 70 | 250 | 200 | 605 | 2 | 12.4 | 10 | 0.73 | |
HC-950 | 49 | 1×3.4 | 858 | 2 | 13.4 | 0.86 | |||||
HC-360 | 80 | 1×5.6 | 1,390 | 2 | 15.6 | 1.32 | |||||
HC-220 | 102 | 1×7.1 | 1,770 | 3.5 | 17.1 | 1.66 | |||||
HC-110 | 145 | 1×10.1 | 2,490 | 3.5 | 20.1 | 2.15 | |||||
HC-73 | 177 | 1×12.3 | 3,100 | 3.5 | 22.3 | 2.52 | |||||
HC-37 | 249 | 1× 17.4 | 4,340 | 5.5 | 27.4 | 3.42 | |||||
HC-1900 | 36 | 1× 2.6 | 70 | 200 | 200 | 570 | 2 | 12.6 | 10 | 0.75 | |
HC-950 | 59 | 1 × 3.8 | 770 | 2 | 13.8 | 0.94 | |||||
HC-360 | 88 | 1 × 6.2 | 1,260 | 2 | 16.2 | 1.41 | |||||
HC-220 | 114 | 1 × 8.0 | 1,590 | 3.5 | 18 | 1.8 | |||||
HC-110 | 161 | 1 × 11.2 | 2,240 | 3.5 | 21.2 | 2.33 | |||||
HC-73 | 198 | 1 × 13.8 | 2,770 | 3.5 | 23.8 | 2.75 | |||||
HC-37 | 277 | 1 × 19.3 | 3,900 | 5.5 | 29.3 | 3.74 | |||||
ケーブル型 | HC-1900 | 34 | - | - | - | 200 | 605 | 2 | 10 | 10 | 0.68 |
HC-950 | 49 | - | - | - | 858 | 2 | 0.78 | ||||
HC-360 | 80 | - | - | - | 1,390 | 2 | 1.2 | ||||
HC-220 | 102 | - | - | - | 1,770 | 3.5 | 1.48 | ||||
HC-110 | 145 | - | - | - | 2,490 | 3.5 | 1.9 | ||||
HC-73 | 177 | - | - | - | 3,100 | 3.5 | 2.2 | ||||
HC-37 | 249 | - | - | - | 4,340 | 5.5 | 2.94 |
発熱部の構成
ケーブルタイプ
使用地域や、舗装材料に応じた使い分けが可能です。
ユニットタイプ
ヒーティングケーブルを等間隔のスダレ状に編み込み、敷設しやすくユニット化したものです
ユニット型構成図
自動制御システム
ロードヒーティングシステムのランニングコストを抑えるには、精度の良い制御を行ない、効率よく運転することが大切です。北日本電線のロードヒーティングシステム自動制御装置は、そのような期待に充分応え得るものです。
1要素自動制御装置
- 温度調節器 KTC-1A型
- 白金測温体 KTS-1型
路面温度の検知だけで制御するタイプの制御装置で、小規模施設用です。
2要素自動制御装置
- KSC-2C型
路面温度と水分を検知して制御します。小規模施設用向きです。
2・3・4 要素自動制御装置
- KHC-2M型
2要素は路面温度と水分を検知して制御します。
中規模施設から大規模施設向きです。
外気温センサや降雪センサを組み合わせることで、3要素制御や4要素制御も可能です。
敷設構造例
ロードヒーティングシステムを敷設する場合、その上に施工する舗装は、車道、歩道など敷設場所により様々な方法がとられます。下図に示す例はその一例です。(単位:mm)
インターロッキングブロック
タイル
アスファルト(国道、専用道路、一般道路)
コンクリート(国道、専用道路、一般道路)
アスファルト(生活道路、駐車場)
コンクリート(生活道路、駐車場)
ロードヒーティングの設置が望ましい場所
- 5%以上の勾配の上り坂、3%以上の勾配の下り坂
- 曲率半径50m以下の曲線部
- 交差点などの一時停止が必要な場所
- 橋梁や高架道路などの部分的積雪・凍結がおこりやすい場所
- トンネルや有料道路の料金ゲート周辺などの機械除雪が困難な場所
- 車道側帯や中央分離帯、安全地帯など
- 市街地や通学道路、バス停付近の歩道など
- ※(社)建設電気技術協会・ロードヒーティング設備の設計指針による