ケーブル劣化診断
ケーブル製造技術を活かし、
高圧受電設備の安定稼働を支えます
高圧CVケーブルは、高圧受電設備の幹線等に幅広く使用されており、経年劣化などで事故が発生した場合の影響は非常に大きく、復旧までの操業停止、営業停止等は多大な損失が発生します。
定期的な劣化診断を行うことで、工場等の製造現場や、公共施設、インフラ等におけるリスク回避、安定稼働を支えます。
北日本電線のケーブル劣化診断
高圧CVケーブルの予防保全としてケーブル製造技術の知見を活かした、各種劣化診断手法によるサービスをご提供します。
- ケーブルに対する製造技術、予防保全の知見があります
- 各種ケーブルメーカーの診断が可能です
- ケーブル張り替えが必要な場合、 ケーブル、端末材等のワンストップ供給可能です
実績
- 活線劣化診断・・・・・74,000本
- 精密診断・・・・・240回線
水トリー劣化診断
ケーブルの絶縁破壊事故の大半を占める「水トリー劣化」を診断で事前に察知。
測定原理
水トリーを有するケーブルの遮蔽層接地線に商用周波数の『2倍+1Hzの電圧(50v,101Hz 又は121Hz)』を重畳すると、測定回路に商用周波数の2倍と重畳電圧の周波数との差、すなわち、1Hzの微小電流が生じます。
この微小電流(1Hzの劣化信号)を計測し、その振幅の大きさから水トリー劣化の状態を診断します。
特徴
局部的な水トリー劣化の検出が可能である。
高圧活線作業が伴わず、安全に測定できる。
ノイズ(迷走電流や端末の汚損)の影響が小さい。
遮蔽層劣化診断
測定原理
高圧ケーブルの遮蔽層に誘起している交流電圧を除去(ノイズ・フィルター)し、遮蔽層(銅テープ)に直流電流:1mAを供給することにより発生した直流電圧を抵抗値に読み替え(電圧降下法)、遮蔽銅テープのループ抵抗を測定するもの。
測定範囲:0.1Ω~199.9Ω
供給電源:DC 4.8v(内臓バッテリー)
特徴
遮蔽層(銅テープ)の各相間をループにするだけで、高精度の抵抗測定が容易にできる。
小型軽量で携帯性に優れている。
測定側(非接地側)に、抵抗測定用端子箱(4P端子)の取付配線が必要である。