操作について(HHKⅢ)
現在時刻の合わせかた
必ず現在時刻を設定してください。現在時刻を設定しないと蓄熱運転も、暖房運転もできません。
例:15時39分に合わせる。
1:設定の開始
【設定】スイッチを2秒押すと“ピ”と音がして、表示部の時が点滅し時刻設定モードになります。


2:時を合わせる
【残熱量】スイッチを押す毎に1時間ずつ、表示部の時間が進みます。
時間を15に合わせたら、【設定】スイッチを押し時刻を決定します。表示部の時が15で点灯し、分が点滅します。
- ※【残熱量】スイッチを押しつづけると、早く進みます。
- ※時刻は24時間表示ですので、午前と午後を間違えないようにご注意ください。

3:分を合わせ、設定完了
【残熱量】スイッチを押す毎に1分間ずつ、表示部の分が進みます。
分を39に合わせたら、【設定】スイッチを押すと、時刻表示が点灯に変わり時刻の設定を完了します。
- ※【残熱量】スイッチを押しつづけると、早く進みます。

1ヶ月に一度は時刻確認を!
現在時刻は、気温の変化や停電などで変動することがあります。時間が間違っていると料金が割高になります。1ヶ月に一度は現在時刻をご確認ください。
蓄熱運転(蓄熱量の設定)
暖房を行うために蓄熱量の設定を行い蓄熱します。蓄熱は、契約時間帯に行い、蓄熱をしているときは「蓄熱中」ランプが点灯します。
- ※初めから、蓄熱設定「大」で運転をすると、内部から蒸発音が聞こえたり、水滴が落ちることがあります。
これはオフシーズンにレンガやヒーター、断熱材に吸湿した水分で生じる現象で故障ではありません。未然に防ぐために、2~3日は蓄熱量を「小」に設定し、暖房余熱運転を行ってください。
蓄熱量 | ||
---|---|---|
目盛 | 設定の目安 | 蓄熱の割合 |
大 | 真冬 | 100% |
中 | 初春・晩秋 | 50% |
小 | 春・秋 | 30% |
蓄熱量の設定
蓄熱つまみを回しお好みの量を設定します。【図1】
設定時は、表示部にパーセントで蓄熱量が表示されるので参考にしてください。表示は、約3秒表示しその後時計表示に戻ります。【図2】
- ※表示はOFF~100%の間で10%間隔に設定することができます。
- ※蓄熱量は、いつでも変更することができます。
- ※200Vブレーカーが入っていることを確認してください。

蓄熱の停止
蓄熱つまみを「切」の位置まで回してください。
表示部に「oFF」と表示されます。
- ※長期間停止する場合は200Vブレーカーを切ってください。

注意!
蓄熱は、設定したその日の夜間に行われます。最初の暖房は蓄熱設定を行った翌日から可能です。
200Vブレーカーが入っていないと、蓄熱量を設定しても蓄熱されず「C4」のエラーを表示します。
最初に必ず、200Vブレーカーが入っていることをご確認ください。
長期間使用しない場合は、200Vブレーカーを切ってください。
暖房器をはじめてご使用される際、蓄熱中にレンガから「におい」が出る場合もありますが、安全上問題はございません。
暖房運転(室温・ファン設定)
室内温度を設定するとファンが運転し蓄熱した熱を室内に放出して暖房を行います。暖房運転を行う場合は、ファンの設定を「弱」か「強」のどちらかに設定してください。
室温の設定
室温つまみを回しお好みの設定温度に合わせてください。
設定時は、表示部に設定温度が表示されます。
設定温度表示は、約3秒表示しその後時計表示に戻ります。

- ※設定温度になるまで、ファンが自動運転します。
- ※室内温度設定は目安としてご利用ください。使用環境により、実際の室温と異なることがあります。
- ※室内温度は、10℃~35℃の間の1℃間隔で設定することができます。

ファンの設定
【ファン】スイッチを押す毎に、

とランプが点灯し設定を表示します。
- ※室内温度が設定温度以上の時は、ランプが点灯していてもファンは運転しませんが故障ではありません。
- ※「切」に設定している時は、どちらのランプも点灯しません。
暖房運転の停止
【ファン】スイッチを押し、「弱」「強」両方のランプを消灯させると、室温設定にかかわらずファンは運転しません。

注意!
深夜電力契約時間帯にファンを運転した場合、連動して蓄熱運転を行います。
必要以上に室内温度を上げると、蓄熱量が不足する場合があります。
深夜電力契約時間帯にファン運転を行うと、設定の蓄熱量まで蓄熱できない場合があります。就寝中に暖房運転をする場合は、昼間の室内設定温度より低めに設定しご使用することをおすすめします。
蓄熱追焚き運転
時間帯別電灯契約でご使用の場合、蓄熱量が不足したときにいつでも追加の蓄熱を行うことができます。
1.蓄熱量の設定
蓄熱つまみを回しお好みの量を設定します。
- ※蓄熱設定が「切」の場合はご使用できません。
2.追焚き運転の開始
【追焚き】スイッチを3秒押すと“ピッ”と音がして追焚きランプが点灯、追焚き運転を開始します。
蓄熱中は、「蓄熱中」ランプが点灯します。

- ※蓄熱設定が「切」、追焚き設定を不可で選択している場合、または200V電源が通電されていない場合は、追焚き運転をすることはできません。
ご使用できない場合は、表示部に

と点滅します。
- ※追焚き運転は、2時間経過すると自動的に切れます。
また、蓄熱量が設定値に達した場合や、深夜電力時間帯になると、追焚き運転が解除され蓄熱を停止します。

3.追焚き運転の解除
【追焚き】スイッチを3秒押すと“ピッ”と音がして追焚きランプが消灯、追焚き運転を解除します。

注意!
時間帯別電灯契約の夜間時間帯以外に追焚き運転を頻繁にご使用になると、昼間の電気料金が適用となるので電気代が高くなります。ご注意ください。
残熱量の確認
蓄熱中や暖房中にかかわらず、暖房器にどれくらい熱が残っているのか確認することができ、蓄熱量設定の目安になります。
残熱量の確認
【残熱量】スイッチを押すと“ピッ”と音がして表示部に残熱量を表示します。
残熱量の表示は、約3秒表示しその後時計表示に戻ります。


残熱量の表示
残熱量は、次のように表示します。
表示 | 残熱量 | お休み前の確認 |
---|---|---|
![]() |
90%以上 | - |
![]() |
70~90% | - |
![]() |
50~70% | 省エネのため、蓄熱設定を下げることをおすすめします。 |
![]() |
30~50% | 適度な蓄熱設定です。 |
![]() |
30%未満 | 蓄熱が不足気味です。蓄熱設定を上げることをおすすめします。 |
- ※蓄熱量を設定する際の目安としてご利用ください。
- ※使用状況により実際と異なる場合があります。
チャイルドロック機能
チャイルドロックを使用すると、残熱量表示以外の操作による設定の変更が全てできなくなります。
チャイルドロックの設定
【チャイルドロック】スイッチを3秒押すと“ピッ”と音がしてチャイルドロックランプが点灯します。その後の残熱量確認以外のスイッチやつまみ操作ができなくなります。

- ※チャイルドロック中に残熱量確認機能以外のスイッチやつまみを操作すると、表示部に

と点滅します。

チャイルドロックの解除
【チャイルドロック】スイッチを3秒押すと“ピッ”と音がしてチャイルドロックランプが消灯し、チャイルドロックが解除されます。

注意!
チャイルドロック中に停電やエラーが発生したときは、チャイルドロックが解除されます。
エラー表示が出たら
本機は、自己診断機能を持っています。
暖房器に異常が発生した場合、本体操作部の表示部にエラーが表示されます。
この場合、自動的に蓄熱と暖房運転を停止します。
[エラーコード表]
エラー表示 | 異常内容 |
---|---|
![]() |
室内温度異常(50℃以上) |
![]() |
蓄熱センサー異常 |
![]() |
室内センサー異常 |
![]() |
蓄熱レンガ温度異常 |
![]() |
200V未通電 |
![]() |
内部メモリー異常 |
![]() |
転倒スイッチ異常 |
- ※エラーコード「C4」は、蓄熱開始30分間200V電源が通電されない状態でエラーを表示します。
本体の異常ではないので、蓄熱、及び暖房機能は、停止せず200V電源が通された時点で即蓄熱を開始します。
一度、200Vブレーカーをご確認ください。長期間ご使用にならない場合は、200Vブレーカーを切り、蓄熱つまみを「切」の位置に合わせてください。蓄熱つまみを「切」以外でブレーカーを切ると、C4エラーが表示されます。
エラーリセットについて
【設定】スイッチを3秒押すとリセットされます。


注意!
正常な状態に戻っていない場合はエラー表示は消えません。
また表示が消えても同じエラーが再表示される場合があります。エラー表示をご記憶の上すみやかに200Vブレーカーを切ってください。その後、販売店もしくは弊社までご連絡ください。